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夏の風物詩・・入谷の朝顔市へ!

夏がやって来ました!・・その第一弾、東京入谷の夏の風物詩『朝顔市』がやってきた!
江戸時代の後期、この辺には植木屋さんが多かったらしく、その職人たちが朝顔を植え楽しみ、それが人気を呼んだそうだ。
そしてそれを鬼子母神の境内で見せたのが起源とも云われています。
『恐れ入谷の鬼子母神』とも称されるお寺、その鬼子母神からスタートしましょう。
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境内に入ると、お参りをする人やお札を受けるたくさんの人たちで混み合っています。
ここにも朝顔のあんどん飾りやおみやげ品などが並べてあります。
名前は怖そうな鬼子母神・・しかし朝顔は、笑顔で参拝者を迎えていました。
  そこで一句575:朝顔や 恐れ入谷で 笑顔見せ
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さて境内の前の大通りは、「朝顔市開催日」ホコ天となっていて、手前半分は『朝顔市』、向こう半分はお祭りで店のテント村となっています。
そしてたくさんの見物人たちが、朝顔を物色し買い求めていきます。
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さて朝顔といえば、加賀の千代女の名句でしょうか!
   朝顔につるべ取られて もらい水
何かほんのりすし、女性こころをくすぐるような名句ですね。
千代女は、この句を江戸のお寺(現東京都港区三田 薬王寺)で詠んだそうですが、詳細は定かでないようです。だだし、お寺の境内には「その井戸」というのが残っています。
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この他にも、朝顔の句をたくさん読まれています。
私も千代女に一礼して、一句詠んでみましょう。
  そこで一句575:朝顔市 千代女も笑むや 花の園
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・・・お粗末でした。
さて、朝顔は「あんどん飾り」といった竹ひごで編まれた植木鉢に入っています。
千代女が心配された「つる」は、のびのびと竹ひごに絡まり伸びていくことでしょう。
  そこで一句575:朝顔や 花籠飾る 風物詩
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でも最近は、持ち運びに便利でマンションなどの内飾り用でしょうか、こんなかわいい花をした朝顔が小さな植木鉢に植えられて人気を呼んでいるようです。
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人出も多いが、たくさんの業者さんが一堂に集まり、数万いや数十万個か!?の朝顔の鉢・・どれがいいのか迷ってしまうことでしょう・・売り手屋さんも必死です!
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そんな、『恐れ入り谷の鬼子母神』夏の風物詩『朝顔市』でした。

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