やっと秋めいてきました！

台風、台風と・・そしてその後、考えられないような大災害があっちでもこっちでも。
日本中が、さわやかで気持ちスッキリの「秋の季節」を、忘れてしまったのでは！
今週初めに襲ってきた「颱風19号」は、甚大な爪痕を残して去って行ったが、その被害の大きさは、目にあまるほどの巨大災害に達しています。
テレビや新聞も、いまだにその被害を連日報道。日・時間がたつ毎に「こんなにもひどかったのか！」と痛感し、目を覆いたくなるありさまだ。

そんななかでも｢自然界は敏感｣で、季節は｢秋｣へと、じわり移り変わって来ている。
・・朝夕はもう肌寒さを、日中でも半袖のTシャツだけでは、寒さを感じてきた。
一歩郊外の畑の周り歩くと、銀色の穂をなびかせたススキが秋の感じを漂わせていた。

今年の関東地方界隈は、台風15号、16号と二つもが上陸、さらにその前後の後遺症の雨など天候不順が続き、秋らしき蝕感は忘れられてしまった！
中秋の名月も、十五夜のお月様も、観月をすることができませんでした。
　　そこで一句575：名月や　嵐の中の雲隠れ　

そんな秋のお月様といえば「ススキの穂」。そのススキに敬意をしめそう！
　　そこで一句575：十五夜を　見られ仕舞いの　銀穂かな

しかし、風任せの銀色に光り輝く「ススキの根元」では、昼間から余命短かな秋の虫たちが、きれいな声を響かせて演奏を楽しんでいました。
　　そこで一句575：風任せ　虫の音響く　銀穂群れ

そんな、どんよりした空気の中でも、必死に生き抜く「秋の虫」たちの生活を拾ってみました。