自然界は秋へまっしぐら！・・21世紀の森公園（その１）

暑かったですね、今年の夏は！・・そして残暑も、猛暑でかつ長かった！
そんな影響で秋の味覚サンマが拝めず、「秋が遠のいた！」というニュースもクローズアップされがち！・・報道が話題になっている。

しかし、自然界はいつもの通り、秋の季節へと進んでいる。
数日前のテレビや新聞などでは、初雪や紅葉のニュースが報道されていた。
病院へ行った帰り道、ぶらりと「21世紀の森公園」へ立ち寄ってみた。
入り口近くの藪には、あのセタカアワダツソウが色付き始めていて、秋風にぶらりブラと揺れ動いていた・・あぁ～もうこんな季節になっているのか！　と一人つぶやく。
　　そこで一句575：風吹かば　アワダチソウや　揺れにゆれ

さらに進むと、園内の「田んぼ」がある。
小学生等に稲作りの工程をみせる、いわば疑似の田んぼで食用にするわけではない。
今の時期は、稲刈りが終わり小田干(おだぼし)してある。
その小田掛けにたくさんの雀らが集まり、籾を食べていて人が近づくとパーと逃げだす。
しかし彼らにとっては、安住の住処であり、この時期の食の供給源であるようだ。
　　そこで一句575：稲雀　小田の稲穂に　群れ集い

そんな様子を見つつ、園内を歩き先へと進む。
秋の代表的な花、コスモスがあちこちに三々五々と咲き、秋風に戯れていた。
そんな様子、のんびり眺めながらぱちぱちと秋景色を撮ってみる。
　　そこで一句575：風吹かば　長首たわむ　里の秋

なにせコスモスの茎は細くて長く、その割には花が大きい。だがしなやかで、強風でも折れない丈夫さを持っていて、可憐な花でもある。
　　そこで一句575：秋風に　細首ゆれる　花愛し

そんな「21世紀の森公園」のひと時でした。