天声人語より・・国策落語

『天声人語』より一席口上・・太平洋戦争より前には『国策落語』なる、落語が寄席で演じられていたという！
詳細は、柏木著『国策落語はこうして作られ消えた』参照ください。
軍の司令要請により「敵国の相手国を罵倒したりしの落語の内容だ」・・落語界も庶民には、無理があり受けなかったが、権力者に忖度協力することにより「潤い」を得たられた。
たとえば「日本の陸海空の鮮やかな活躍ぶりは偉いもんやなぁ～。米英もあきまへんわアカン ベーエー(米英)｣なんてことで、客は｢顔で笑って、心ではしらけ鳥｣らしい！
本物の古典落語などは、軍の司令で『自粛』といった感じらしく、現世の『自粛要請』になにか似ている感じもする。
その一方、庶民が好んだ「本来の落語」は、お上に逆らえずに棚上げ、没されたという。
東京･浅草の本法寺には落語家たちが、1941に『はなし塚』なる碑を建立、台本や扇子など小道具が埋葬されたという。

太平洋戦争が終わり75年目の終戦記念日、そんな話が掲載されていました。

お盆・・猛暑日が続きます！

連日、エアコンのお世話になっています！　今朝も起きて最初に見るのは今日の天候か！
まだ、7時ちょっと前・・周囲の遥か彼方は、薄い肌色のベールにボーっとけむる姿！
しかし上空は、きょうも真っ青な空に白い雲・・うろこ雲が湧いては消え、消えては湧く忙しさ！そして瞬く間に広がり、また消えて！・・そんな姿をぼんやり眺める俺！
　　そこで一句575：朝の雲　疾風の変化　鱗かな

この調子では、予報通りの今日も「猛暑日か！」

連日の暑さに、家庭の庭先や公園･花壇に咲く『夏の花』たちも、その暑さには強いはずだが息切れか・・「雨つぶが欲しいよ」と、喉を枯らして空を仰いでいる様子だ。
　　そこで一句575：夏花や　雨つぶ欲しさに　喉鳴らし

ここ数日夕立は有るには有るが、花たちには真昼の潤もほしいよと、願っているようにも。

そしてこちらは、路傍のアスファルトの合い間から咲き伸びる一本の「鉄砲ユリ」！
自生の姿はさすがに、生き生きと何ごとにも負けない力強さが、みなぎって見えた。
　　そこで一句575：鉄砲百合　宿る虫ども　威嚇かな

いえいえ、そんなことはないでしょう！
百合の花は、花の三大美人の一つに数えられる「美しさと優雅さ」を持つ花だ。
名前は強そうだけど小虫たちの宿として、雨風の盾となり身を挺して守ることでしょう。

きょうからお盆！

気候的には一年中で一番暑い時期・・きょうも列島は端から端まで、猛暑日前後の渦の中！
ほんとうに暑い一日でした！　寝苦しかった昨夜に、今朝は早々に目覚めてそのまま起床！
外に出て空を仰ぐ・・きょうも暑くなりそうだ！ 真っ青な空に、ぽっかりと白雲がなびく。
　　そこで一句575：仰ぎ見る　ふんわり流る　夏の朝

それから一時間ほど後に再度空を仰ぎ見ると、朝日を浴びた白雲が異様に輝き「朝から暑いぞ！」と、占っているかのように見えた！・・きょうも外出は辞めようか！　となる。
　　そこで一句575：ギンぎらり　暑さ厳しいや　盆の朝

さて、きょうから｢お盆｣だ！
故郷を離れている方は先祖の霊をお詣り、久々に親兄弟などに合う帰省の時季だが。
だが今年のこの時期は違っていた・・コロナ禍の元「帰るべきか　帰らざるべきか」と迷った方も多かろう！・・報道によると、例年は｢民族の大移動｣の時季で、鉄路や空路も大混雑の書き入れ時期だが、今年は例年の30％程度の混み様とも聞く。
高齢の親元からは「伝染病は大丈夫か？」と問われて、断念した人もいるという。
青森県ではこんなメモが、石にくるまれ投げ込まれたとも聞く。尋常ではない世の中だ！

例年になく色々異なりづくめの夏。楽しいはずの『お盆休暇』が、今年も始まった！

きょうも列島の端から端まで・・真夏日、猛暑日で真っ赤な、日本地図が目を引く。

そんな夕方は、昨日同様に埼玉県を中心に雷雨が発生、洪水注意報が発せられました。
しかしその後は、何ごともなかったような夕景も見られました。
　　そこで一句575：遠雷を暫し聴き入る　夕げかな

微かな夕立のあとは、こんな夕陽は見えた当地（千葉県松戸市）でした。


また夕刻の雨上がりの東京では、こんな大きな虹が見えていたよう(NKK・TV)でした。

きょうも・・朝から燃えるような暑さでした！

今朝も青空がグーンと広がる・・きょうも暑そうだ！　出かけるのは、もう！いや！
今日の新聞トップ記事・・昨日の暑さでした！
『炎暑 40.5℃』どの辺だったんだろう？と記事に目を通して驚いた。関東地方でした！
群馬県桐生市、伊勢崎市そして埼玉県鳩山とうでの40度越えの記録！
高温危険信号の気温どころではない。我が家のお風呂を上回る温度だ。恐れ入りました！

そして今日も引き続き、わが町にも『高温注意報』が鳴り渡り、『不急不要の外出自粛』が呼びかけられていました・・ということで、我もじっと我慢の『巣ごもり』へ！

あんなにギンギラリンの天候も、午後一時過ぎ頃から遠雷も聞け、雲ゆきが怪し気になる！

洗濯物を取り込んで間もなく・・やって来ました土砂降りが！・・しかし間もなく止んだ！

夕方のテレビ報道を見て驚いた・・東京北部から埼玉県南部などを中心にゲリラ豪雨と雷で、8千世帯を超える「停電」が発生し、埼玉では市街地の浸水が報じられていた。

この暑さは明日も続き、来週いっぱいは真夏日そして猛暑日になるようだと、テレビでの「お天気おじさん」が報じていました。

大空の空間に描く、絵師たち！

夏本番とは言え、ここ数日の暑さは半端じゃない。特に今日は各地でこの夏最暑さを記録。
今朝起きたら昨日と異なり、真っ青な空が広がっていた・・うひゃ～今日は 手ごわいぞ！
東の空のボーっとした中に一筆献上のような棒状の雲が、朝の太陽に輝いていた！
・・こりゃ！天気予報通り、暑くなりそうだ！　（写真撮影日:8月11日）
　　そこで一句575：仰ぎ見る　暑さ占う　朝の雲
　撮影：7:10
上空を仰げば｢明のお月さん｣が、青い空にぼんやりと浮いていた・・寝坊したのかな！
でも夜の月と違い、柔らかで明るくそして涼しさを感じた！
　　そこで一句575：露涼し　明けの空には　半平太
　撮影：7:10
朝食を済ませ一段落したのち、むせ返るほどの暑さが、じわじわと肌に浸透し始める！
でも今日は風が吹いていたためか、日陰はしのぎ易い感じもする。
そんな空を仰ぐ！・・よく晴れわたり、真っ青な空に｢真綿のような雲｣が、ぽっかりと！
　　そこで一句575：夏の空　真綿のような雲を引き
　撮影：9:10
また西の空にはけさ見たときよりも、はるかにしっかりとした富士山が見えていた。
夏場の富士山は、当地からはほとんど見えません！
世界からの情報では、｢コロナ禍で、世界の空気はきれいになった！」と聞かれるが、日本でもそうなのかな？・・今朝の富士山はまだ9時なのに、のっぽの積乱雲を従えて堂々と！
　　そこで一句575：誇らしき　富士より高い　雲の峰
　撮影；9:15
冒頭で申しましたが、今日は全国的にこの夏一番の暑い気温が記録されました。
わが街でも昨日に引き続き『高温注意報』がでていました。ということで外出は自粛。
我が身の近くで見える｢大空の絵師｣が描く、雲などを撮り貼ってみました。

最初は、うろこ雲のような雲・・眺めている間に、流れ、くっ付きまた　離れ！
撮影：15:30
そんな時空の幾何学というか、雲の動きをしばし楽しみました。
　撮影：15:30
こちらは、台形上の分厚い雲・・といっても、積乱雲でもなさそうな、穏やかな雲！
　撮影：15:40
最後は夕陽・・夕方の西方向には、雲の帯状が長く伸びていた。
その雲間に、太陽が沈み光線が見え隠れ・・そんなおもしろい光景を撮って見ました。
　撮影：18:20

猛暑日が続きます！

きょうは「山の日」ということで、祝日でした！
お盆休みを含めての『夏休み』の企業も多くあり、暑くても一番人出が多い時期のはず！
・・だが「今年の夏は、不急不要の外出自粛で、いつもと違っています！」
山の日・・手軽に登れる「富士山」は一年で一番賑わう時期だが、各登山口はすべて閉鎖の「登山禁止令」で、ひっそりとしていたと、報道が流れていた。
きょうの首都圏は雲が広がってはいたが、気温はぐんぐん上昇。各地に「高温注意報」が発せられて、熱中症注意報が目白押し・・マスクつけての外出は、ままならず。
そんななか、蝉の声だけが急に増えあちこちで蝉しぐれが聴かれるようになりました！
こちらは、蔦が絡み合った樹木。そんな枝葉の中からはミンミン蝉が元気よく鳴いていた！
　　そこで一句575：幽霊の立ちよな野辺に　蝉しぐれ

またこちらは、江戸川沿いの木陰・・木々の合い間からは、川風が心地よく忍び寄る。
こちらの蝉たちは、その涼しにハッスルの大合奏だ！・・そんな風物詩を独り占めの我！
　　そこで一句575：川を見ゆ　葉の狭間越しに　蝉を聴く

陸地からの「涼を取る」もいいが、岸辺に繋がれている小舟・・これに乗って、水面で釣りをしたり寝そべったりしたら、どんなに気持ちいいかなぁ～なんて、独り言！
　　そこで一句575：涼求む　小舟浮かべる　夏の午

今どき蔦葉が威力を示し色々の木々や植物にからみつき、足元に気を付けないと危ない。
そんな草藪突っついたら、蛇が驚いたか飛び出し来た・・驚いたのは「こっちだぞー！」
　　そこで一句575：藪突く　蛇もにょろりと　頸を出し

そんな盛夏の動植物を、涼しを求め人の少ない川辺で見聞きしてきた一日でした。
また、そのウォ－キングの帰り道、ふと振り返ると重く重なった雲の合い間より、こんな夕陽が見られました・・明日も暑そうだ！
撮影 18:20

長崎の原爆ほ陽・・ことしも猛暑日でした！

異例ずくめの今年の夏！
とはいえ日本列島は大部分が、夏休み入りつつある。
コロナ禍のなか｢諸々自粛、外出自粛｣だけでは日本丸は沈没してしまう・・GoTo! GoToと旗を振る政府高官！相や「ちょっと待って！」と、都道府県の知事たち・・「県境を越えぬようお願い！」ともろ手でのお願い！。
そんな日本列島は「ブレーキとアクセルが、踏み合っている！」
楽しいはずの夏休みの郷帰りもままやらず・・新幹線・空便も利用率は例年の10～30％！
こんな写真が・・載っていた！・・新幹線のホームがらがらだ！

今年は｢おばあちゃんち」に行くのはあきらめようね・・子をなだめてのウォーキング！
そんな姿を一羽のスズメも、詫びそうに間がめていました！
　　そこで一句575：夏休み　パパといっしょに　マスクして

それにしても今日は暑い一日でした・・わが町でも朝の10時過ぎ｢高温注意報｣が発令！
街中に点在する拡声器では｢熱中症対策｣を呼び掛けていた。
こちらの蔦の生け垣・・主の方のシャワーの水にうっとりと！・・息を吹き返していた。
　　そこで一句575：生け垣や　打ち水涼し　蔦もえゆ

とはいえ、このように飼い主に可愛がられて育つ植物はまだ幸せだ。
こちらは雑草の間に自生する｢蔦」・・同じ蔦系の植物でも、水分は円の恵みのみだ。
しかしみてください。一生懸命生き伸び、目につき易そうに｢首飾り｣の形で頑張る姿。
その陰からは、いまにもネックレス欲しさの、何かが現われそうな雰囲気だ！
　　そこで一句575：ネックレス　蛇もにょろりと　首伸ばし

まぁ！　そんな場面は期待できないでしょうが！・・あくまでも、想像の胸の中なり！

そして、きょうも35度度前後の猛暑日の夕方は、どこからともなく涼風が吹きこぼれての、あの暑さから比べたら、しのぎ易い『夕景の涼』が、どこからともなく現れてきました。
　　そこで一句575：酷暑かな　されど夕げの風涼し
撮影：18：30

幸せの黄色いハンカチ！

今回は昨日「の朝日新聞・天声人語」から、話題をいただく！
「ピート・ハミルサんの訃報が届くとあった！・・ニューヨークを拠点にコラムや小説を書いての活躍とあり、日本ではあの『黄色いハンカチ』の原作『ゴーイング・マイホーム』からの映画化したものだ・・あぁ！あの感動の映画『黄色いハンカチ』か！
高倉健、倍賞千恵子さん、武田鉄矢さん、桃井かおりさん等が主演の映画だったか！
網走刑務所を服役終えて出所した健さんは妻の倍賞さんに｢俺のことは忘れても良い。もし出迎への気があるなら入口の木に黄色いハンカチを一枚結び付けてくれ｣と手紙を書く。
映画では、武田さんと桃井さんの凸凹コンビがコミカルタッチで、盛り上げていく。
そして指定の場所・・北海道の夕張炭砿へと到着。
無口ではにかみやの健さんは、怖くてハンカチを探せない！・・そこで桃井コンビが周囲を見わたし探す・・「あった！」。
それは、たった一枚黄色いハンカチではなく、鯉のぼりの竿にびっしりと結ばれていた！

コミカルでありながら、また感動に一瞬でしたね！
・・喜ぶ二人の演技も良かった！・・あの笑顔！

黄色いハンカチを見る主演の健さん・・演技の渋みが、顔いっぱいに含もでていました！

そして、夫婦での再会・・何度観てもいい映画です！

Webサイト（動画配信）でもラストシーンな見られます。
興味ある方は、「幸せの黄色いハンカチ」で検索してみてください。

きょうは『立春』・・暦の上では、きょうから秋だ！

梅雨が明けたとたん今度は、連日の「真夏日、猛暑日」に悩まされる候！
マスク生活もままならず！ お出掛けでの人気の無い所では、鼻は外しての口だけマスク！
暑い暑いといっての今日！は・・暦の上では二十四節季の一つ「立秋」だそうだ！
立秋とは・・調べてみるとその名の通り「秋の入り口」にあたり、秋の気配が少しづつ！
冗談じゃねいよ・・これからが本格的な｢夏到来じゃないかいよ！｣と、怒り心頭の方もおられようが、致し方なし、ということで朝起きて空を仰ぐ！・・きょうも猛暑日か！
　　そこで一句575：立秋と　言われ空見りゃ　猛暑雲

モヤっとした青空に、真っ白い雲がぽっかりと浮いていて、その形は数分間にもどんどんと変化していく・・そんな姿が見られます・・秋の入り口とは程遠い光景でもある。
とは云っても、秋の七草のひとつ「オミナエシ」は、すでに光り輝いて咲いています。
　　そこで一句575：立秋や　灼けの日に見ゆ　女郎花

こちらの草原・・・すすきの葉は伸び放題！・・きょうの朝からの暑さに近づいてみると、噎せ返るような匂いには圧倒されてしまいます。
　　そこで一句575：立秋や　草息噎せる　日差しかな

またこちらの敷地・・JR駅の近くではあるが、雑草が伸び放題だ！
涼しい秋の夜長ともなれば、虫たちのコンサートが聴こえそうだが・・立秋とは言えこの猛暑では、そんな「美声」は『夢のまた夢』といったところか・・今は何位も聞こえない！
　　そこで一句575：立秋と　聞けど草原　鳴き静か

そんな『立秋』とは、名ばかりの『残暑厳しい日』が、当分は続くことでしょう。
暑かった一日も、夕方にはかなり風が出てきたて「涼しさも少々、お膳立て！」
薄い雲のベールの中に灼熱だった太陽が見え隠れ、｢焼き鳥の串刺し夕景｣が見られました。
　　そこで一句575：立秋や　串刺ざす陽へと　飛ぶ雀
(松戸市内からの夕景)

そんな『立秋とは名ばかり』これから暑い暑い真夏を迎える我が周辺を拾ってみました。
ただきょうの｢一句575」は・・何にか重ね季語ばかりの駄作・・ご勘弁のほど！

暑中・最後の日・・・一日中、猛暑でした！

街中の商店街・・といっても大げさがものではなく、住宅地のひっそりとした商店通り。
歩道はなく、車道は一方通行の細い通りで、ちゅちゅちゅと雛の声に見上げると｢燕の巣」があり、なかに二羽の燕の子の姿が見えた。子と云っても、もう成鳥に近いようで、小さな巣から体がはみ出しての窮屈さ！・・おーい、落ちるなよ！　とエールを送る
　　そこで一句575：燕の子　巣立ち間近か　巣も狭し

燕の営巣といえば6月ごろかと思っていたら、今ごろもまだ続いていたのかと驚いた。
体はすでに成鳥近いようだが、｢子は子なり！｣・・親の帰りと空腹をじっとこらえての待ちわびにも、帰巣への親の無事を祈り、じっと遠くを見つめての思案顔か！
　　そこで一句575：待ちぼうけ　母待つ燕子　不安顔

・・それにしてもこの配管は腐食しないのかな・・ちょっと心配だ。

いつものウォーキングルートに一本の胡桃の樹があり、今は青い実が成っていて、川風が吹くたびにゆらりゆららゆら揺れていた・・まるで、風に音する風鈴のような光景だ。
　　そこで一句575：青胡桃　川面の風に　涼を添え

きょうも全国的に酷暑となり、真夏日、猛暑日が目白押し！・・コロナ禍でてんやわんやのなか、こんどは熱中症による救急搬送のサイレンが、何度どなく鳴り響く大変な夏模様！
でも、夕方になると風が吹き始めて、しのぎやくもなり、川辺の近くでは「虫の音」もかすかに聞こえたかのような気もしましたが・・違ていたかな？
　　そこで一句575：汗みどろ　夕げの涼に　虫も鳴き

　（市内を流る、新坂川から見た松戸駅周辺の夕べ）
先ほどの天気予報では、明日も首都圏は｢真ッ晴れ！｣の高温注意報が出るような騒ぎ！
そして、8月は、中旬、後半そして8月初旬まで、この高温が続く気配らしい！・・です。