梅雨空が続きます！

梅雨前線は、なかなか列島から離れずにどっかりと腰を据え尽くす。

おかげで、洪水の被害を被っている九州全域や昨日被災されて本州の飛騨川周辺では、水が引く間にも、どんどんと降る雨に片付けはおろか洪水が拡大している・・そんな様子がテレビニュースとなり、放映されていました。
首都圏でも大雨は無いにしても朝から小雨が降ったり止んだりの一日。


江戸川沿いから空をにらめば晴れ間の合い間に黒雲がドカッと垂れ込めていた。
　　そこで一句575：黒雲に　泣き出しそうな　梅雨しずく

こちらは土手に咲く『アカツメクサ』一時はそこらやたらに羽根を伸ばし咲いていたが、雑草と一緒に刈り取られ、また暑さの為かその影は薄くなりつつ今では貴重品かな？　
そんなアカツメグサも、梅雨の雨にあたって生き生きと息を吹き返している様子だ。
　　そこで一句575：ツメクサや　雨後のしずくに　ホット感

またこちらはスーパー堤防の標識・・東京湾に注ぐ河口から20㌔地点。江戸川には、江戸時代の街道の面影「一里塚」をもじった『川の一里塚』なるものはが(距離：一里ごと)に設けてあり、簡単なお休み場となっています。
ちょうどその標識に雀が止まって、小生意気にも「ひと休み中」のご様子だ！
　　そこで一句575：梅雨空を　眺めて休む　雀かな
　
その雀もこの後は、元気に何処かへと飛んでいきました。
土手を降りて、川辺へと進む・・びっしりと生えた葦原の葦は、背丈がすでに2～3㍍ほどに伸びていて、その藪の中から「ぎーギョギョギョ!」とかん高い声で、オオヨシキリが今日も鳴いていた。が、その姿は相変わらずも見えません。
　　そこで一句575：研ぎ澄ます　啼くヨシキリや　姿視ず

そんな梅雨時の、江戸川沿いのスケッチでした。