初夏から夏へと季節の花が！

今年の春から初夏、3月、4月、5月と季節感が吹っ飛んでいて、夢遊感となっている。
いつのまにか、春のツツジが咲き、それらもまたこの時期になると色褪せている。
でも探せばまだまだ現役はあり！・・｢おーイそこ行く人、ゆっくり見ていってよ！」と、呼びかけられふと見上げると、きれいなツツジの花が光り輝き咲いていた。
　　そこで一句575：見てくれと　最後のあがき　咲く躑躅

こちらは薔薇の花・・今期はどこのバラ園もコロナ騒動で『休園中』の札が出ていて、折角きれいに着飾った薔薇も手もちぶさ！・・花たちには何の罪もないのにね！
　　そこで一句575：薔薇一輪　暗きコロナに　棘を刺し

こちらは誰が植えたのかは定かでないが、道端に咲くきれいな白い花。
初夏の日をいっぱい浴びて、黙々と元気に咲いていた！

『道端の元気な花』といえば目にするのが、アスファルトや石垣の小さな割目から「よくもまたこんな小さい所から咲くことが出来るものだと感心する野花」がある。
きょう見かけたこの花も、誰の手も借りずに、自由奔放きれいに咲いていた。
　　そこで一句575：石垣と　夏の暑さに負けじ咲き

人間様は「考える頭は、賢いかもしれない」。しかし、感染症などが流行したら手が打てなく、ボロボロだ！
だが自然の力はすごい！・・たとえ蓋をされても数ミリの割れ目をかき分けて、子孫を残していく生命力を持っている。