風薫る五月、初夏の雑沓！

天候が目まぐるしく代わる・・野辺の草むらも、初夏の陽気に雑草が伸び放題！
せっかく「咲く夏の花たち」も、見え隠れ！
こちらは名前や知らないが、今の時季あちこちでみかける「小菊」のような可憐草！
スギナに囲まれての、「かくれんぼう」か！

また、こちらは水路での雑草に打ち消されそうな｢キショウブ」の一株群。
可憐な花たちは、野武士のような雑草群には歯が絶たないようだが、必死に咲いていた。
　　そこで一句575：キショウブや　雑沓かき分け　花保ち

千葉県周辺では、5月に入るとそろそろ田植えの風景が見られます。
こちらは、苗を植えて間がないようで、苗はよちよちと風になびえてた。
そんな田んぼには、川を根城にしていた｢カルガモ」が飛んで来て、餌をあさっていた！
　　そこで一句575：田植時　えさ場も代わり　戯む鴨

また、民家の植え込みの向こうに、何やらオブジェが置いてある。
よくみると、『新型コロナウイルス』にご注意との警告のようだ！
悪玉と良玉が仲良く並び「手洗いとウガイ」を奨励していた！・・ご苦労様です！
　　そこで一句575：薄暑かや　コロナ禍阻止に一役か

そんなこんなの光景を見つつ歩いていくと、こじんまりとした公園へ出る。
ベンチの近くに、大きな猫が一匹いた！　まるで相撲取りのようなデブチンでした。
近づけば多分逃げるのでは・・遠くから一枚ぱちりと！
顎のあたりが大きく膨れ、テレビスターに出てくる猫がごとくの、りっぱな髭かあり！
多分、野良ちゃんで、近所の人たちが餌をあげているようにみえる・・メタボ野良か！
　　そこで一句575：春惜しむ　公園の主　メタボかな

機会があったら、もう一度じっくり見てみたい、猫ちゃんでもあった。