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秋の万葉の里 ”万葉公園”を訪ねる

JR武蔵野線・市川大野駅の近くにある“万葉植物公園”を訪ねる。
万葉集で一番詠まれているといわれる“萩の花”その花のトンネルを思い出し訪ねてみた。
長い階段を、えっちら・おっちらと登り詰める・・ふぅーと一息!
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正門を入り行くと、お目当ての萩のこんもりと咲く”萩トンネル”が・・!
しかしそのほとんどがご覧のように・・真っ青でした! うぅ~ん残念!
  そこで一句575:萩悲し 花に拒まれ 青葉かな
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今年の首都圏の夏は、猛暑に明け暮れました。そのわりには雨が少なく自然の恵みには、あまり恵まれなかった影響のせいなのかもしれない。
庭園を手入れしていた造園やさんに聞いたところ「今年は咲く時期は長々と続いていたが、花の咲き具合はあまり良くなかったようです。昨年が良かったのだが・・」と。
花には「年々歳々花相似たり」ともいうが、天候具合で不都合もあるのかもしれませんね!
その近くに咲く“女郎花”・・秋の七草のひとつでもあり、黄色の色で咲き誇る。
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すぐそばには、女郎花からみるとやや”忘れな草”といっては花に失礼かもしれませんが、ちょっと名前が知られていない、“男郎花(オトコエシ)”・・女性には負けんぞとばかり見えを切って咲き誇り、その強い香りにたくさんの蜂類を呼び寄せていた。
  そこで一句575:男郎花 女郎花にめげずに誇り咲き
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池の近くに備え付けてあるお休み場。ベンチ前には“鶏頭の花”ずらりと並び咲き誇る
その一本だけが天を突くように吐出して咲き誇る。その反面か、秋風をより多く受けゆらりゆらりよ揺れ動く・・そのさまが、いと面白い姿だ。
  そこで一句575:秋の風 ひとつ吐出に八つ当たり
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またその池には、きょうの秋空に浮かく白い雲が、のんびりと映し込まれ・・秋の景色を満喫させてくれていた。
  そこで一句575:白雲を水面に流し 秋楽し
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ここ市川市、いにしえの奈良の時代には、国守が住まいが有とされ、万葉ゆかりの地ともなっています。(詳細は市川市舞い用植物園 等で検索ください)

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