”行く春や” 花木は春から初夏へと！

この春咲き、毎日同じようなパターンで恐縮でした。
2月末から咲きだした河津桜、ヒガン系の早咲きの桜や シダレザクラ。そして大本命の「ソメイヨシノ」と、今年も桜を追ってあちこちと駈け巡ってきました。
行きたかった処はたくさんあったが、なにせ桜類は一斉に咲き、その花の命は短い。
パッと咲き　パッと散る・・それがまたいいのかもしれない。

一息入れて足元を見つめると、そこには春から初夏への自然模様が広がってきている。
民家の塀から何と「藤の花」が顔を覗かせているのを見て、さすがにびっくり！
　　そこで一句575：藤房に　香る甘味に　蜂うなり

また、色鮮やかなキクモモの花・・菊の花 特有の細長い紐のような花びらをひらひらと、風になびかせて咲いていた。
お花の好きな方には、応えられないようなうれしい時期であろう。
　　そこで一句575：温む風　なびく花ひも　紅に染め

江戸川河川敷。ここもこれからは「夏の草花や雑草」が生い茂るだろう。
グランドゴルフ場のコースの境目に、小さな木に赤紫の花がびっしり咲いていた。
何の花かな？・・アンダーから撮ってみたら、見た目よりはるかに大きな風景に！
我がご同輩が一生懸命球を打つ姿を、微笑みながら見ているようだ。
　　そこで一句575：風光る　シルバー元気に　球を打ち

こちらは、そのゴルフ仲間に少しでも日陰をつくろうと木蓮の樹が！・・コップのような花を咲かせて、水分補給の手助けをするかのように咲いていた！
　　そこで一句575：天水を　貯めて潤う　紫木蓮

そんな「春から初夏へ」と移りゆく自然を、ちょっぴりと追ってみました。