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東海道線 鈍行列車、ひとり旅! 2回連続(その1)

今年は異常気象などの影響もあってか、気温が高く自然現象は例年になく進行が早かったようだ。
そんななか、東海道線 各駅列車で「気ままなひとり旅」をしてきました。
目標は、4月4日解禁と聞く【由比ガ浜の桜えび】をみて、その「イッピンを食す!」だ。
また、浜では「真っ赤な浜干し」がみられ、それを今日のBlogに載せようと張り切り、久しぶりの「ひとり旅」にと出かけてきた。天気は朝から好天!
上野発8時過ぎの東海道線熱海線に乗り込む。平塚駅を過ぎる頃から富士山がちらとちらりと見えるころだが、今日は平塚、小田原駅を過ぎてもほとんど見えません。
終点熱海駅に着き静岡駅に乗り換える。と、まもなく右に富士山、左に駿河湾が見えだしてきたが、沿線の大きな工場や民家等に阻まれ、車窓からの撮影は難しい。
やっと田子の浦近くで、巨大な富士山が富士川まで並走してくれました。
田子の浦と云えば、かの有名な「山部赤人」の名和歌がある処だ。
  田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ
そこで我も一句575:田子の浦 春めく風に 富士光り
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・・・・お粗末でした!
いつも松戸の地で見ている小さな富士山と違って、どでかい富士山が並走・・爽快だ!
定刻11時前に由比駅到着・・我れご同輩か、何組かが同じ考えなのか、同じ道を歩む。
JRガードをくぐると「赤えび」の由緒を書いた説明板がある。
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その前には由比港で、小さな漁船がたくさん係留させてある。
既に今日の仕事は終わったのか、物静かだ!・・ここは船の係留地だけのようだ。
  そこで一句575:春香る エビも踊るか 由比の浜
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お目当ての桜えびを食する場所には、すでにたくさんの人が並び、また食していた。
我もそこに並び「由比丼セット」(1000円)の食券を買い求め、テーブルで食す。
ビールなど、有料の飲料水は有りません。
「漁業協同組合直営食堂」ということで、食べる感じはこんな感じだ。
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出て来た「桜えび丼+桜えびかき揚げ丼+桜えび汁」はといえば、こんな感じだ!
  そこで一句575:春の旬 器悲しく怒るエビ
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漁協直営の店をあちこち回ってきたが、ここまでシンプル(?)な容器は初めて見た。
すべてが、ほか弁業者のようなプラスチック器だ。もちろんオール・セルフサービス。
自称、日本唯一の「桜えび」産地と大々的なPR。しかしそれに乗り、遠方から来られた人たちの中には「えっ!・・・と、思う」かもかもしれません。
いやなら来なくていいんだよ でも美味しけりゃいいだろう! 商売なのかも!

お目当ての「桜えび干し」もみらず、目の前は漁船の係留地で海岸へは出られない。
我ひとり、丼ぶりから「桜えび」を拾いだし、その姿をパチリと一枚・・哀れかな!
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「お盆を持った」席順番待ちの人もいるようなので早々に退席。元来た駅へ。
旧東海道の由比の宿・・富士山はほとんど見えず、こんな感じ。
  そこで一句575:由良宿に桜えび味香る侯
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そして、かの有名な江戸の絵師、広重の東海道五十三次に描かれた「由比と富士山」も拝めず、いささか消化不良気味のオグリ君でしたが、最後に駅のホームからこんなのを撮って「ひとり慰めの至り」。
  そこで一句575:冠雪に 浮世絵偲ぶ 由良の駅
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でも、もっと下調べをして行けば、きっといい思い出になったのかもしれませんね。

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