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市川市の桜(2)・・伏姫桜を見る!

千葉県市川市・・国分寺のあり「万葉集」にも名を残す古き歴史のある街だ。
真間山 弘法寺(ぐほうじ)には、樹齢400年超といわれる伏姫桜があり、かつては毎年観に来ていたがここ数年ご無沙汰していた。いうことで出かけてきました。

弘法寺の門前近くには「手児奈の伝説」の堂、手児奈霊堂があるので立ち寄ってみた。
市川市HPによると「昔々そのむかし、この周辺は海辺の汐入になっていたという。そこに絶世の美女がいて、周辺の男どもの求婚の的となっていた。しかしそれらを拒み続けた結果、悲劇の起き責任をとり「夕日の海」に身を投げたという」一説だ。
(詳細は市川市HPことらをClick)
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現在は「手児奈霊堂」が建ち、[良縁、子宝の神」として崇められ、桜が植えられています。
  そこで一句575:いにしえの 手児奈の里の 悲話桜
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ほんとうに良縁や子宝にご縁があるようで、昔ながらの幟が奉納されています。
咲く桜も、ここ数日の暖かさでだいぶ散始め、手児奈の悲話を偲んでいるかにも見てた。
  そこで一句575:手児奈堂 昔を偲び散る桜
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さてこの後は、本命の弘法寺(ぐほうじ)『伏姫桜』見物へ!
急な階段をどっこらしょと、汗をかきかき登り詰める。
ふり返ると駅周辺の超高層マンションがで~んと控える。先ほどの「手児奈伝説」によれば、当然あの周辺も海だったのだろうか! 現在の海は遙か彼方で見えません。
  そこで一句575:汐入や波は何処か 地の果てか
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さて、弘法寺の仁王門をくぐる。
江戸時代の頃はこの周辺は前方が開けていて、広重の『江戸名所百景』のひとつとしてもこの場所が描かれている「景勝地」だったようである。
弘法寺は、奈良時代の天平九(737)年行基菩薩が建立された謂われる古刹であり、先の手児奈の悲話と関係がありとも伝えられています(その詳細こちらをClick)
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境内に入ると、ありました! 懐かしの【伏姫桜】です。
うちのカミさんも見た瞬間、「おや!」と言っていた。以前はもっと花に艶があったが、やはり四百年超の巨木は老朽化し、色に彩がなくなっていたようだ。
  そこで一句575:伏姫や 四世紀の春を 花で染め
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でもこの花の頭上の方はまだまだ若く、振袖の裾をひろげたようで瑞々しく見てました。
そんな姿をアップでパチリ!と。
  そこで一句575:春惜しむ 振袖広げ 威厳かな
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400年という長い年月を耐え抜ききっと毎年春には花を咲かせてきてくれたのしょう!
お疲れさまでした!
ということで、お隣には「伏姫の二世」が植えられていました!
  そこで一句575:老いて乞う 二世に託し 輝くや
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尚、その元気な頃の『伏姫桜』はWebに、たくさん貼られています。
「弘法寺の伏姫桜」でアクセスし、その美しさをご堪能ください。


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