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皇居の大手門から二重橋までのウォッチング!

前頁(5/8 皇居の新緑)の続き。

新緑の皇居「東御苑」を後にして「大手門から二重橋」までお濠沿いを歩いてみました。
東御苑を後にして、まずは大手門。頑強なつくりの門は、ちょっとやそっとの地震でもびくともしないでしょう。
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その門を出ると正面は東京のオフィス街、丸の内のビル街から東京駅へと続きます。
IMG_1947.gif大手門
お濠と内堀通りの間の歩経路進むと、通りを挟んで噴水のある大きな公園があります。
『皇太子殿下(現 上皇)美智子妃(現 上皇后)のご成婚記念公園』です。
まもなくお濠の先に、櫓が見えてきます・・「桜田巽櫓」です。
見慣れた櫓もこうしてゆっくりながめると、神々しく見える。
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その向こうに見えるのが「桔梗門」。そして奥(左端)にみえるのが、先ほど東御苑で見てみた「富士見櫓」です。ちょっとズームアップしてみましょう。
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直角に曲がり、「桔梗門」へと近づいてみましょう。
ここは皇居参観者や勤労奉仕者出入りする、いわば通用門のたぐいです。
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ここでまた直角にまがり進み行くと坂下門がある。皇居への出入りの方々が通る通用門。
文久2(1862)年、老中 安藤政信が水戸の浪士たちに殺害された「坂下門外の変」はこの周辺で起きたと伝えられています。
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ここからは皇居前の砂利広場となる。
つい先日の「一般参賀」では、ここに十万人もの人々がうごめいたのではないでしょうか。
その広場をさらに進むと、皇居のシンボルともいうべき、二重橋です。
この目に染みるような新緑、城の主も浮足立ち「一句詠んでいるかも」しれませんね。
  そこで一句575:万緑に 帝もひねるや 詠む一句
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今日もたくさんの外国人のツアー客、国内ツアー客でいっぱいでした。
さて、このめがね型の橋を『二重橋』といわれているようですが、それは間違いです。
この橋は『皇居正門(石橋)』といい、この橋の影にもう一つ『皇居正門(鉄橋)』なる橋があり、皇居の本宮殿に行くにはこの二つの橋、すなわち二重の橋を渡るということ「皇居の二重橋」と称されています。
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この橋を渡れるのは、天皇皇后さまと国賓として訪ねられる外国の要人のみ。
この他には、前回の「一般参賀」のときにも一般にも解放されます。
この二重橋(2枚の写真)の右奥の高台にあるのが、「伏見櫓」です。
寛永5(1628)年に、京都伏見城より移築されたと伝承・・ズームアップしてみます!
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それでは、せっかくですからもっと近づいて見ましょう

ということで、皇居の正面をのんびり1時間ほどかけて歩いてみましたが、こうしてみると見慣れた風景の中にもいろいろの歴史が見えてきました。



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