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堤防の菜の花・・少なくなりつつあるのは何故?

この時季どこへ行っても、どこを歩いていても「ザッ さくら!」ブロッサムじゃ!
同じ桜でも、ちょっと変わった咲きシーンを撮りたいと、あたりをきょろきょろ!
江戸川の土手、一本の桜の木のてっぺんにちょっと大きめも鳥が一羽止まっていた。
近くにヒヨドリが寄ってくると蹴散らし、またお気に入りの枝に戻り雄叫びをあげた!
  そこで一句575:花の枝 聞きし雄叫び 虚勢かな
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そんな堤防の土手には”春の顔”タンポポの花がたくさん咲いていた。
幼かった昔ばなしではあるが、田んぼの畦道に咲いていた「たんぽぽ」を、兄弟や近所の友達と取り集めて飾り物を作ったことを思い出す。
  そこで一句575:春の顔 ついつい摘み 飾る髪
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なあんて、懐かしむ。

さて、江戸川の対岸には黄色い菜の花がたくさん咲いていた。
この辺はさほどでもないが、流山市界隈さらにその上流へ行くとまっ黄色にに埋め尽くされるほど咲きているが、最近はかなりその数が減少しつつある。
これは、千葉県松戸市側から江戸川をはさみ、埼玉県三郷市の土手を写したもの。
  そこで一句575:菜の花や 堤纏めて黄で包み
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江戸川も他の地域にはこんなにきれいに咲いているのに、何故松戸地域にはないのだろう
きょうの朝日新聞『天声人語』「堤防に咲く菜の花の弊害」が載っていた。
「野に咲く菜の花大半は『セイヨウアブラナでその根は大根のように太くなり、それが土中で腐ると微生物やミミズが増殖、モグラも繁殖して土がぶよぶよ』になるという」
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堤防の主命にとっては致命傷
したがって、春の菜の花・・見ては楽しみではあるが、減少の途のあるというらしい。
春の楽しみが減少するのは残念だが、堤防の軟弱防止ならやむを得ないのかも!
ぜひ、改良品種ができ、かつてのような「川風になびく、菜の花畑があちこちにできる」ことを祈ろう。


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