沖縄では”慰霊の日”そして梅雨明けに！

朝からどん曇りの首都圏。めまぐるしく変動している昨今だが、南国の沖縄ではきょう「梅雨明け」となったそうだ。
梅雨入り当初は殆ど雨が降らず心配されていた沖縄地方だったが、その末期ごろ今度は、連日の豪雨でさぞ大変なことだったでしょう。

さてその沖縄・・かの｢大戦の末期｣では米軍の総攻撃を受け、県民4人に1人とも云える12万人(日米の軍人を合わせると20万人）もの尊い命が、本土の為に失われました。
　　そこで一句575：豆菊や国の犠牲に　悼む民

そしてきょう23日は「沖縄慰霊の日」・・地元激戦地では、安倍首相や翁長知事等の出席の元、正午前からしめやかに追悼式が行われ、その霊を悼みました。
また、前夜にはこのようなろうそく文字での慰霊祭も模様されていたようです。
　　そこで一句575：沖縄に　梅雨明け同時　慰霊の日

正午のＮＨＫニュースでは、「慰霊の日式典」が放映されていた。
今日の朝日新聞の天声人語の最後に『現地激戦地では「慰霊の日」の催しものが開催。翻って本土はどうか。これまで接点のなかった人々もいま住む町で沖縄の払った犠牲をすすんで学び、語り、悼む。そんな日としたい』とあった・・我らもまさに痛い処を突かれたの一言でした。
しかしその生中継の時間にも民放他局を回せば、相も変わらず「ののしりとバカ笑い」が流れていた。民放はＣＭでまたゲストは生活の為に稼がねばならないのかもしれない。
が、僅か2～30分、沖縄県民の気持ちを考えての自粛は出来ないものだったろうか？

最もそれは無理かもしれない・・日本政府でさえ、戦後の米軍基地の70％以上を沖縄に負担させながら、｢いやがる子をだまあすようして基地拡張｣を注いでいるのだから！
きょうの朝日新聞「朝日川柳」にこの様な名句あり！・・うまい！
　　   沖縄に こころ注がず 土砂注ぎ　　詠人 愛知県　細矢様