台風襲来と秋の味覚

今年は「何でだろう！　なんでだろう！」・・関東地方が、巨大台風の当たり年か！
先月の台風15号で、大きな被害を被った房総などの復旧がまだ冷めやまぬうちに17号、そして今度は昭和33(195８)年、伊豆半島を襲い1300名もの死者を出したといわれた「狩野川台風」に匹敵すともいわれる『台風19号』が、またもや千葉県周辺に上陸！されるようだ。

気象庁は「特別警報」も辞さないと、警戒を呼び掛けている。
またこの時期、果物屋や農作物も、取り入れの大切な時期である。
どうか、大きな被害の無きよう、通り過ぎてくれるよう、ひたすら願うのみだ。
　　そこで一句575：台風や　心配募る　果物らか

さて、先日の｢朝日新聞･天声人語」にも載っていましたが、今年はサンマが半世紀ぶりの『不魚』で、8～9月の漁獲高が一昨年に比べて「4分に1」にも満たないという。
日本近海の水温が高くサンマが寄り付かず、サイズも細身。
きょうで満一年を迎えた「東京・豊洲市場」では、一時期あの高級魚の「鯛」よりも卸値が高かったそうだ。
確かにスーパーで見てみても小さな一尾が200円以上もしており、居酒屋では700円前後とも聞く。そんな庶民の味サンマが、やっと我家の食卓にも登場！　銀色に輝いていた。
　　そこで一句575：食卓に　きらり光るや　食の味

新米のごはんに焼きたてのサンマ、日本酒の肴など、金のかからない『秋の定番も贅沢』も、だんだんと遠のいていくのだろうか・・侘しくもあり、夢物語になるのかも！
　　そこで一句575：焼き香る　さんまうまいや　杯進み